ダイキャストメーカーとタイアップし、砂型試作時に得た「ノウハウ」をダイキャスト金型製作時に反映したり、試作時の型データを活用することで砂型時と量産時の形状差異が皆無となるなど、ダイキャスト量産移行へのリードタイム、コストを最小限に抑えます。
従来、砂型で試作を行った場合、ダイキャスト品よりも抜け勾配や肉厚を多くする必要があったため、試作時と量産時で強度・重量・形状などに差異が発生して大きな問題となっていました。そこで当社では、鋳造用砂を硬化させる薬剤メーカーとテストを繰り返し、抜型性・湯廻り性・内部品質などを向上させてまいりました。その結果、抜け勾配や肉厚もダイキャスト品と同等にすることができ、砂型でありながらダイキャストに匹敵する薄肉製品も製造可能となりました。
徹底した脱ガス処理とピンホール試験/材料分析、また発光分光分析機による含有量分析で、高品質を追求しています。ナトリウム(Na)、ストロンチウム(Sr)の含有量分析も可能。